ブラックスワン
ずっとずっと前に借りててやっと見ました。
ブラックスワン。
何が見たかったと言われればやっぱり「ナタリー」ですよ。
あの短いボブ頭の首がえらい長い超美形の女の子が
成長してこんな風に素晴らしい俳優さんになる・・・
子役が立派な俳優さんになる人って少ないだけに、
ナタリーポートマンは本当に全うな道を来たんだろうなと
思いました。
まぁそれはさておき・・・
バレエ映画なんだけどなんとなくホラーちっくな感じの
する映画・・・という前知識しかなく観ました。
結論からすると☆３かな。
ナタリーポートマン演じるヒロインがプリマに抜擢
されるんですけど、その役を演じるのに決定的に足りない
部分を最後の最後まで責め続けられ、最後の最後に
開放します。
開放したもののそれは自分の精神の崩壊との引き換え
に手にしたものだった・・・精神を崩壊する所までいかないと
手に入れられなかった・・・それほどまでに潔癖で完璧だった
ヒロイン。
どんどん追い詰められていくヒロインは、徐々に精神を病んで
行き、現実と幻影、幻想の区別がつかなくなっていきます。
真っ白な彼女の中の真っ黒な部分・・・母によって押さえ込まれて
来たヒロインの悪の部分がじわじわと露見してくる・・・でも彼女は
それを否定したい、認めたくない！そういう気持ちがその悪の
部分を幻影に変化させて彼女に見せているのかもしれません。
これほどまでの美少女がいたものか・・・と「レオン」を見たとき
思いました。そしてそのまま成長し美女となったナタリーちゃんｗ
この映画を観て単なる美女ではなかったんだなと思いました。
プロです。当たり前だけど・・・
彼女の演技力には本当に驚かされました。そりゃオスカー取るわ。
ナタリーちゃんの素晴らしい演技を見る為の一作としてとても
いいと思います。内容としてはありがちな感じでもあるけど、
まぁ現実世界耐え難いほどのプレッシャーがかかって病んで
しまう・・・という過程をつぶさに見れる事はあまりないかもですね。
ナタリーちゃんに振りかかるプレッシャーに見る側も胃が痛く
なる思いをする・・・そんな映画でしたｗ