わりとなんでもどうでもいい

自分と家族の記憶のために記録中@ちぇび

預言者

この映画のタイトル「預言者」とは大幅にかけ離れる
内容にちょっとびっくり。
預言者って言えば何を思い浮かべるかと言えば、ちょっと
オカルトチックな事。映画のあらすじとかを観て借りて
いるのでオカルトではない事を承知の上で借りてるんだけど
それにしてもなんでこのタイトルなのか・・・

原題:『UN PROPHETE』というのですがこれまた預言者

という意味。なんでなのか・・・と考えたんだけど、この映画
の主人公がどのようにマフィアのトップになっていったのか、
その道程が他の人から見るとまるで先を読んでいるかの
ような手腕にきっとこのタイトルがついたんだろうなと思いました。


フランス映画ですけどアラブ系、イタリア系、エジプト系・・・
色んな人種の人たちが出てきます。色んな人種のマフィア
達が交錯する中、まだ若いひよっこな囚人がコルシカ系
マフィアに訳も分からず無理やり仲間入りさせられ、それでも
何とか生きるすべ這い上がるすべを身に着けていく・・・

大絶賛されているのはこの部分なんですよね。


しかし私はあまりにも物語に没頭しすぎていて、全体の構図

とかを見る余裕がありませんでしたwww
だから相変わらずフランス映画って淡々としてるな・・・と
思っていたんですよねwwんで蓋をあけたら☆4とか・・・。
いろんな人のレビューを読んでいて「あぁそういえば」とか
「あぁそうだったのか」と思う事が多々あり、私って一体何を
見ていたんだろうって思いますww

まぁそれでも、この主人公が段々力をつけていっているな、

なんか結構やりよるやん?え、何?最後にはあんなに大勢の
下っ端を従えちゃったわけ???
見たいな事は分かりましたww




入所直後の頃の 主人公、なんとなく頼りなげな青二才的な感じw


盛り上がってきたあたりw目の鋭さが段々違ってきています。
自分に自信がついてきている感じが見て取れます。


ちょっと不思議に思ったのは、途中一番最初に命じられて

殺害した男の幽霊が出てくるのですが、(一番最初の画像)
全く動じてない。怖がってないんです。自分が喉元をかききって
殺していてその傷が露になっているにも関わらず、あまり
悪びれた風でもない・・・

私ならきっとうなされるし毎晩怖い怖いと言って眠れなく

なってしまう気がするんだけどwww

華々しいこの映画の経歴は第62回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。

アカデミーでは外国語映画賞にノミネートされています。

あ、最後の最後まで書かなかったけど主人公マリク役はこの映画で

デビューしたタハール・ラヒムさん、他知らない人ばっかりwww
でもこの映画に抜擢されるくらいですから演技力はデビュー作に
しては余りにも素晴らしいですね!

☆3.5で・・・え、厳しい?私的にじわじわ来る感じだったのでwww