おばあちゃん の冒険1 1人じゃ危険!【認知症とは】
2019年3月末のある日、1本の電話がかかってきました。夕方4時ごろだったと思います。
その時はちょうど仕事をしていて(テレワーク)すぐに電話に出ることはできたんですが、スマホを見ると「×××-○○○-△110」という番号がでていました。
「・・・ん?この末尾は・・・警察??」
以前カスタマーサービスの仕事をしていた時に知ったのですが、警察の番号は末尾が必ず「110」になっているんだそうです。例外もあるでしょうけど、私が受けた電話でこの法則に当てはまらなかったことはなかったです。なのでこの電話を取った時なんとなーく嫌な予感がしたんです。
ま、警察だからね、楽しい話題の電話はかかってこないでしょうけどw
警「京都の○○府警です。ちぇびさんのお電話ですか?今こちらに九州からこられた「ちぇび丸母子」さんに来ていただいていまして。」
私「は・・・はい?!💦」
警「ちぇび丸母子さんはちぇびさんのお母さんと言うことでお間違い無いでしょうか」
私「いや!私の母に間違いはないのですが・・・なんで京都にいるんでしょう。(だってだって・・・)」
実はその翌日、息子の小学校の卒業式がある日で、卒業式には出られないかもしれないけど、その後にどこか行きたい場所につれて行ってあげたい、と母が言ってくれていたんです。なので翌日は母がうちに来る予定だったんです。でもその前日に京都いるって・・・ちょっと理解できない💦
(一体何があったんだっ!???)
電話で警察から経緯を聞き愕然としました。
- 新幹線チケットを持ってはいるものの、その往復先は小倉→博多だったこと
- 京都に来た理由を聞くと家に帰りたいと言ったということ
- 住所を調べるため保険証を見ると九州の住所だったこと
- 小倉からチケットを買った理由を聞くとちょっと観光に行ったということ
京都駅改札で不明な点があるので保護したと仰っていて、これはやばい!と思いました。でも私は今埼玉にいるし・・・どうするのが一番いいんだろう・・・と悩みました。当然1人で家に(九州の)帰すのは目に見えて無謀で、警察の方も1人で帰して行方不明になられたら辞職も免れない大きな失態だと仰っていました。
警察の方にも多大な迷惑がかかっていると思うと、「私、今埼玉にいるから遠いし〜」とは言ってられない、でも今から行っても夜中近くになってしまう・・・と、色々考えていましたが、とにかく家族が迎えに来ないと帰せないと言われたので1時間ほどで準備してとっとと出かけました。
(京都駅正面 中央改札)
父の事もあって年最低6回は京都に通っていた事もあって、新幹線のチケットを掴むようにして最速で出発できた事は、慣れていて良かったなと思いましたw
家から品川まで1時間、そこから京都まで2時間ちょっと、乗り換えとか色々合わせると片道3時間ほどかかってしまうし、母が心配すぎて落ち着かないし・・・いつになったら楽しく観光できるんだろうかと思いながら京都へ急ぎました。
続く・・・